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ほくろ

福井市でほくろ取りなら みねぎし皮ふ科形成外科へ

こんな性状のできものはほくろかも

  • 黒く、盛り上がっている
  • 平らでも、黒くなっている。
  • 顔に複数の黒いできものがある
  • できものから太くて長い毛が生えている
  • 周囲と同じ色調でも盛り上がっている
  • 頭皮にできており、邪魔になる

上記に当てはまる皮膚症状は、ほくろの可能性があります。ほくろは良性腫瘍であり、多くは黒色や、褐色をしており、性状は平らであったり、盛り上がっていたりします。しかし、色が不均一である、形状がいびつである、大きくなってきている、出血するなどの変化が見られれば注意が必要です。場合によっては、悪性腫瘍の可能性もありますので、専門医の診断を仰ぎましょう。

ほくろとは

ほくろとは、正式な医学用語では、母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)と呼ばれます。ほくろは皮膚に存在する色素細胞(メラノサイト)が集まってできたものであり、皮膚の色調を形成します。一般的には良性であり、多くは無害です。しかし、変化が見られる場合は注意が必要です

ほくろにはいくつかの種類があります。

①境界母斑

母斑細胞が表皮と真皮の接合部分に形成されたほくろであり、「境界母斑」と呼ばれます。メラニン色素の産生が盛んで、黒くて平坦なほくろに見えます。複合母斑の初期段階であり、一時的な状態であることが一般的です。

②複合母斑

境界母斑と真皮内母斑が混合した形態のほくろであり、「複合母斑」と呼ばれます。これは表皮と真皮の接合部分だけでなく、真皮の浅い部分にも母斑細胞が存在する状態です。通常、複合母斑は小型の母斑性ほくろであり、子供のほくろの多くがこれに該当します。見た目は境界母斑よりもやや黒く濃く、隆起した特徴があります。

③真皮内母斑

真皮内にのみ母斑組織ができたほくろであり、「真皮内母斑」と呼ばれます。成人のほくろのほとんどがこれに該当します。このほくろは黒く半球状に盛り上がり、境界母斑や複合母斑が時間の経過とともに真皮内母斑に変化することもあります。母斑細胞は真皮内にのみ存在し、メラニン色素の産生は乏しく、肌色または薄茶色、あるいは灰色の隆起したほくろとして観察されます。

 

上記以外にも、特殊なほくろとして、サットン母斑、スピッツ母斑、ウンナ母斑、青色母斑などが挙げられます。それぞれ少し色みが一般的ではなかったり、あざのような見た目になっていたりします。

ほくろに似た疾患

・脂漏性角化症

老人性疣贅とも言われる疾患です。茶色いシミが盛りあがって厚みをもっている状態です。

・基底細胞癌(BCC)

ご高齢の方によく見られる皮膚がんの一つです。黒色をしているため一見するとほくろのようですが、放置をすると大きくなっていきます。中央部分の形が崩れ始めて潰瘍化し、ほくろとは違う状態となります。基本的に転移は少ないと言われていますが、顔にできることが多く、進行すると周囲の組織に浸潤してしまうこともあるため、治療が必要です。

・悪性黒色腫(メラノーマ)

ほくろの癌、という言い方が一般的かもしれません。皮膚の悪性腫瘍の中では最も悪性度合いが高く、進行した場合内臓転移を引き起こす可能性もあります。早期発見早期外科手術による除去が重要です。日本人は、手足に発生する割合が高いため、体の末端にできた黒いほくろが大きくなってくる要注意です。皮膚診療に習熟した医師であればダーモスコピー検査という方法で切除無しでも検査可能です。

ほくろの治療方法

できものの見た目や性状、ダーモスコピー検査で腫瘍の良悪を正確に判断することが大切です。当院では専門医が疾患を診断し、適切な治療方法を提案いたします。良性であれば、経過観察することも可能です。

 

治療は大きく分けて2つの方法に分けられます。

ほくろが「盛り上がっているか、平坦か」「どこに、どのようなサイズであるか」「1個なのか、複数個なのか」「皮膚がんの可能性があるか」などいろいろな要素を考慮して、摘出手術か炭酸ガスレーザーによる切除を提案いたします。

 

手術で摘出する方法(保険適応)

手術で摘出すると皮膚全体を完全に取り切れるため再発の心配が少ないですが、線状の傷跡が残ります。手術治療では摘出した組織を病理組織検査に提出できますので、皮膚がんを疑う場合には手術やできものの一部をとる生検をお勧めします。

 

炭酸ガスレーザーで焼いて削る方法(自費診療)

炭酸ガスレーザーで治療を行うと、ほくろの部分を削りますので、治療後はできものと同じ形に皮膚が削られて、やや凹んだ状態になります。軟膏処置を行って、傷が縮んで、皮膚がはるのを待ちます。多くの場合はこれで綺麗になりますが、真皮層の深いところにメラニン色素がある場合には、色が残ってしまう可能性があります。またほくろを焼いて治療しますので、病理組織検査を行うことができません。ほくろがたくさんある場合にはレーザー治療をお勧めいたします。当院では治療機器としてスキャナー付き炭酸ガスレーザー(AcuPulse)を採用しており、高速で均一に浅く削ることが可能です。

気になるほくろは当院へ!

当院では24時間web予約を受け付けております。まずは診察の予約をお取りいただいてから、お越しください。できものがほくろかどうかが気になる方は皮膚科初診の予約を、治療までお考えの方は形成外科初診の予約をお取りください。

 

                                                   

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